転ばぬ先の杖

生活の中では予期せぬことが起きます。

おぼんの上にあるお茶の入ったコップを飲もうとしたそのとき、疲労感で朦朧としていたのか、お茶を戻そうと再びおぼんの上に置いたら、ガタッと横に倒れるやいなや、下半身にこぼしました。疲労感というのは、実は脳を極度に緊張させたあとの解放されたリラックスした状態で、脳の機能がいつもと違う状態のときでした。

そのおぼんというのは、漆塗りのもので底が婉曲しているものでした。熱かなにかで長年使用の後婉曲したのでしょう。いつもならその盛り上がったところに置かずに端の平らなところに置くという余裕があるんですが、そのときは… さすがに「こんなの捨てろ!」とキレてしまいました。熱湯だったので防衛本能みたいので逆ギレってんですか? 熱湯風呂で「聞いてないよ」と叫ぶダチョウ倶楽部を想像して下さい。あんな感じです。

でも後で悶々と考えていたら、生活の中って、いろいろな事が起こっていろいろな事を教えてくれるとも思いました。予期しない事って、普段は全く気がつかないことで、でもこういうことに気のつく先の読める人になりたい、そのためにはなにげない中に「このおぼんの意味は?」とか、そういうのを頭にフッと浮かばせるだけに終わらせずに、やっぱり掘り下げて考えるところ…カナ?

そして最近話題の老人向けバリアフリーの考えかた。生活面で転んだりするリスクが高くなる老人たちに、事前に想定されうるリスクを減らしておくこと。心身の状態は時々刻々変化するもので、特に「緊急時」とか「疲労時」の対応。いつもの自分じゃないですよね、そういうときって。リスク管理として手帳に洗い出すのもイイですね。

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