知り合いと一時間で博多に行けるという話しの中で、福岡で面接のある英検一級が日帰りになるのをこぼしていた。30代後半の彼にとっては「博多で何か食べるのが愉しみ」だったり「ちょっとした旅行」だった英検一級の面接というわけだ。その気持ちはすごく分かる。私もこれまで20代前半の頃から、PC関係のセミナーを福岡で受講することは、すごく愉しみな行事になっていた。
どちらかというと「つばめ」と「カプセルホテル」が愉しみだった。セミナーを受講するときは一泊した。JRの時刻表におびえる田舎モノだった。3時間という時間を、なにか福岡という場所に行くのに当然の労力だと考えていた。 東京へも結局は空港まで込みで3時間以上だったこともあり、都会はそういうところだと考えていた。グレーの車体の「つばめ」にはラウンジがありお姉さんがコーヒーを煎れてくれる特別な雰囲気があり、近寄り難くも近寄っていた(笑)。ナンパする奴もかなりいたとかいう昔話を地元で聞いたこともあった。
その面接のついでに土地のものを食すというのがいいなと思うようになってきた。緊張のあとの緩和というか和みますよね(緩和という字は”なごむ”んだ!)
…そういうのって情緒だったんだと気づくのは、一時間で行けることになったと喜んでいた、そのふとした空虚な若気の中でした。そういう情緒がなくなるのは空虚な旅といいますか。
でも面接会場までGoogleストリートビューで確認できるというHackを知って、時間を”かなり”短縮できる時代ですよね。やはりそういう時代にいる私ら30代ってもっと成長できる可能性があるはず…というオヤジ頑張れ的な結論で(笑)お後がよろしいようで…