今夜は石川さゆりの『津軽海峡冬景色』を語りたいと思います。
近年は紅白でも歌われることが多い有名な曲です。1977年というと、3歳の私とお祖父さんがコタツで撮った写真がありますが、素っ気無い風景なんですよね。
はじめは作詞家阿久悠の使う日本語の独特の世界に惹かれました。研ぎ澄まされたような日本語といいましょうか、冬の寒さの中で宝石のような輝きを持っています。
正直青函連絡船に乗ったことないです(笑)。でも鹿児島市と桜島を結ぶ桜島フェリーでその情感を追体験したことがあります。冬の鉛色の海をただ静かに乗客を運んでいました。連絡船とはまるで人生の間と間を結ぶかのようです。人はその中で自分と向き合います。
元NHK宮本隆治アナウンサーの前説は、
くもりガラスの外は雪
降る粉雪を見ていたら
涙がひとつ落ちました
落ちた涙のその中に
あなたの顔が見えました
静かな夜に歌います
心を込めて歌います
石川さゆりさん
津軽海峡冬景色
♪チャラララ~ン…とくるわけです。
fumixハンの解説懐かしいぎゃ! 1977年なんだぎゃ!