堀井憲一郎『やさしさをまとった殲滅の時代』(講談社現代新書)があとがき含めて面白かった。
2005年に世の中が変わったという。たぶんそれはガラッと変わって感じたんじゃないだろうか。
・プログラマーたちと勉強会をしていて、Wintelな世界に抱いていた固定観念を払拭することができた。伽藍とバザールのニュアンスが分かったというか。商用ソフトを買わなくなり、オープンソースなソフトが実用化され現場でも遜色なくなってきた。
・Googleが当たりまえになったのもこの頃で、Webが生活の中に入ったような気になった。Webでの生活が多くなり鹿児島でも東京でも変わらないのでは?という気に。
商用ソフトや都会という自分にとって縛りだったものから開放された頃ですね。そういやぁなんかとても自由を感じた。
と思ってたら、以前書いたブログにその前年の事が書かれてあり、自然な流れで2005年世界に流れ着いていたのが分かる。
確かに堀井氏の著作を読むまでもなく当時世の中に変化を感じていたのだが、「2005年に世の中が変わった」とあらためて彼に指摘されたことで、我事ながら時代の流れによくぞ乗ったなという思いである。
2005年に変わったのかぎゃ?