『神菜、頭をよくしてあげよう』

大槻ケンヂのエッセイ本「神菜、頭をよくしてあげよう」には、37歳の日常風景が淡々と描かれてある。それまでのエッセイには乏しかった年齢の表明と「独身貴族」という言葉が多用されている。この本は2003年に出版され手にしたはずだが、淡々とした世界観は同じ歳になってみるとよく分かるのだ。2003年時でも淡々と生活していたが、今はそれに加えて外部の刺激にも鈍くなってきた気がする。秋の和らいだ日差しの中、大槻ケンヂの本を小脇に抱え、喫茶店でコーヒーをすすってしっとり過ごすのもいいだろう。

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