エビフライ

料理人の店主はカウンターの向こう側でとんかつを揚げていた。従業員のおばさんたちも厨房にいた。そこにはなにか年末感の漂うピリッとした空気を感じた。年末の仕事場の空気感。職人意識のようなものが年末感とよく調和しているのだ。映像的に締まっていた。

私はエビフライ定食にしたが、出てきたエビがもうボスキャラかというくらい迫力があった。それをバリバリと豪快に頭から食らいついた。殻も固くないエビは身は案外ほどほどであるが、衣がくどくなくて美味しい。

出てきた味噌汁が寒い日にはこれまた温まった。いつもなら主張弱めなのに。他の味噌汁じゃだめだ。寒い日のためにあるような味噌汁だと感じた。

冬のシーフードは味わい深く季節感あってよい。

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エビフライ への1件のフィードバック

  1. オオパチ のコメント:

    エビフライだぎゃ! うまうまだぎゃ!

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