鹿児島にT-SQUAREが来た。普段音楽に興味を示さない私がチケットを買わないとと思わせたグループなのだ。15年ぶりだったそうだ。
T-SQUAREといえば私より4~5歳上の世代の男性で好きでしたというのが多く、程よい広さの会場には平均年齢47歳くらいの男女(案外女性が多い)がひしめきあっていた。中年のジットリとした熱気だったが、T-SQUAREのファンというのは感じのいい自己肯定感の高く普段はおとなしそうな人たちで、地元の夏祭りに居そうな暑苦しいチョイ悪オヤジみたいなのは見かけなかった(会場が暗かったんだけど)。
いやほんとに女性が多い。季節にマッチしている夏っぽいフュージョンを聴きに来たオトナな女性たちは、見た目が明らかに私よりお姉さん(というかオバサン)。やっぱりセンスのいい「あの」時代に青春を送られたと思われる。
夏の夜空に鳴る火花の如く若いドラマーの技術が光っていて、前の席の50歳くらいのオヤジが思わず身を乗り出すほど男の情感に火を付けるドラムさばきが凄かった。技術的な腕前は判断できないがキレ味は分かった。
アンコール後にやっとF1の曲『TRUTH』がかかり、メンバーの息の合った演奏と会場の鳴り止まぬ拍手に感無量。
実は『TRUTH』流れたらオレ泣くんじゃないかと思ってたけど、楽器の音色に素直に酔えました。ガチャガチャうるさくない音量で夏の夜にムーディに酔うオーディエンスたちも、いい時間だったことでしょう。
fumixハンにとって、いい夏の一日だったようだぎゃ!