NHKBSプレミアムで『壇蜜 ネパール 死とエロスの旅』を観る。この1~2年で4回も葬斎場に行ったので、観ておきたい番組でした。壇蜜さんにも好印象持っています。
その4回行った葬斎場では神道と浄土真宗でスタイルの違いが分かりましたが、この番組のネパールはチベット仏教という濃い黄色と小豆色の袈裟を着た僧侶が出てくる宗教で、川縁で火葬して花を散らして流すという日本ではちょっと無理な葬儀をするのです。
浄土真宗は葬儀代が比較的安いというのも知り、ポピュラーなかんじがしました。葬式に来られる参列者を見れば、故人が生前にどんな人達から慕われ、またどんな人達から遠ざけられたかが、少し分かる気がします。たとえばある英語教師の式では、行く前のイメージでは様々な年代の元生徒たちから号泣のなか人生の師として見送られるのだろうと思ってたら、クラブ活動のカラテの関係筋の人達のほうが目に付いて、肝心の元生徒らしき人達は片手で数えるくらいだったのに驚きました。そしてまた思っていたより簡素な儀でした。
むしろ日本では結婚式のほうが年々派手になってきていて、バブル期のスモーク焚いてゴンドラに乗ってというほうが、舞台装置としては複雑です。大衆前で火葬して流すことにより常に死を意識するのがネパールで、日本のほうが大丈夫かよと言いたくなります。
地上波でやったら観たいぎゃ!
録画しました。後日mp4に変換してお渡ししますよ。