バブル期の『ブラック・レイン』

はじめ観たときはただの渋い映画という印象なのに再び観たら…

映画『ブラック・レイン』(1989年製作)とは、バブル期の日本(大阪)を舞台に日米関係を描写。近未来な都会を描かしたら右に出るものはいないリドリー・スコット監督の映画。

日本人なら自尊心をくすぐられるという評価を見つけたが、当時(1989年)の時代背景では尚更だろう。クールジャパンだったのは、アニメではなくジャパニーズマフィア(ヤ●ザ)だった。当時中3だったが分かる気がする(別に不良だったわけじゃないけど)。

貿易摩擦で不利益を被っていたアメリカから見た日本は、キラびやかなネオン街で、浮かれた日本人たちが、カラオケやパチンコに耽っていて、殺風景な風景ばかりが映し出されます。

親分役の若山富三郎が「戦後日本の弊害」と言い切った相当な知識人ぶりにはびっくりさせられたが、実際映画放映の後くらいにバブルが崩壊し90年代以降は日本の杜撰さが露呈しますが、まるでそれを予言したかのように若山富三郎が重厚に語るそのシーンは印象的。

バブル期の雰囲気が分かる歴史資料にしてもいいんじゃないかと個人的に思いました。

20世紀に誕生した映画。リュミエール兄弟の映像史が分かるサイト。

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バブル期の『ブラック・レイン』 への1件のフィードバック

  1. オオパチ のコメント:

    bigで借りようとしたら、見つからなかったぎゃ! 残念だぎゃ!

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