なにげなく手元にあった新書「時間管理術」(日経文庫)をめくって驚いた。「クリティカルパス」の和訳は「隘路」(あいろ)であるというのだ。
この言葉は大塚英志『「おたく」の精神史――1980年代論』の中の「作者あとがき」のシメで使われている重要な言葉で、意味を知るため国語辞典(岩波第7版)で調べたことがあった。だけど辞書には「クリティカルパス」という記載はない。
「隘路」という言葉は、その後なにかの記事で見かけたことがあり、レアアイテムな言葉で専門用語なんだなと思っていたし、ITの「クリティカルパス」という言葉も、工程の求め方が試験問題にある専門用語なんだなと思っていた。
そしたらこの二つの専門用語がアタマの中で合体したのだ! 松本清張真っ青の点と点が線になる瞬間!
松本清張も真っ青だったぎゃ! 二つのワードが結びついて良かったぎゃ!