床屋のお兄さん

僕がいつも行く床屋を4年前に退店されたお兄さんの所在を知った。彼に会いに彼の実家の床屋へ行く。

4年ぶりなので40過ぎの彼もしんみりとしてたけど、会話してたら当時の感覚になってきて、変わらない人柄が出ていた。

夏は若者の姿がまぶしい季節だ。僕たちはそんなイマドキの高校生を肴に語り合う。

「新しい駅チカで高校生がたむろってますね~」

「僕なんかのときは真っ直ぐ帰ったんスけどねぇ~」

どうしてもそういう見方になってしまうんだけど、隔世の感があるよね~というところが、彼と話をしていて気持ちがいい。彼は昭和末期で僕は平成初期。今のような光景はまずなかったもん。いまの子たちは、どうしてそんなに悩みがなさそうな顔をしているんだろう? 僕の頃も、つまらなそうな会話してる人達はいたけど、この失われた20年を乗り切っているのは、そのうち何人なんだ? 

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