兄が来週39歳になるのだが、今の40歳は学年が3つ上くらいのごく身近な世代になってきた。この兄から上くらいの世代にはテレビの影響が強いひとが多い気がする。先日聞いたアラフォーのひとの話でも映像との関わりを感じた。兄なんかも番組でいえば小学時の「あばれはっちゃく」「スクールウォーズ」に男子が刺激されていたりしたが、二つ下の私の頃になると「あばれはっちゃく」は小4くらいには放送終了してたり、その頃隣のクラスが学習発表会用に「スクールウォーズ」の主題歌「ヒーロー」とキャプテン翼の主題歌を候補に上げていたが、結局後者が採用されていた。
兄などの世代まではメッセージ性が強いというか一元的というかそういう番組が支配的に子供達に受け止められていた。兄はあばれはっちゃく的に帰宅するなりランドセルを投げていたし「スクールウォーズ」的に荒れていた時代も肌で知っている。いまの言葉で言えばテレビがリアルな存在だったわけだ。
先日の「8時だヨ!全員集合」のときから考えていたが、私の世代では定番の番組が終焉している。これは私的にはとてもいいし面白いと思う。1983~1984年あたりは”混沌・ちぐはぐ”とした時代と言われ、古いものと新しいものとが混在する時代だったそうだ。そこで古いものである「戦後的言説や価値観」が新しいものと二項対立的に恣意的に並べられ否定されていったのだろう。
悲しいことですね。え~ん、え~ん。