「婚活時代」読了。
2012年のNHKクローズアップ現代では「卵子の老化」がネット上で話題になりましたが、2008年のこの本にはまだアラフォーの婚活は始まったばかりだと…罪深い本である。
しかしこの著者の片割れの白河という女史。アマゾンの書評でも叩かれているが読むとさすがにそれを感じる。女性上位目線というヤツなのだ。彼女の読者層というのはキャリアウーマンなのだろうが、やはり年齢的に高めな人達なはず。
恋愛市場が自由化された、という。つまり競争社会になっている。アメリカ由来の消費文化の行き着く先は、人間もスペック化された社会なのか。
私も昨年2011年にお見合いして「婚活」している。父親のコネだったけど、その前の35歳のときに父親が心配してカウンセリングを受けたので、始めた時期としては、まだまだ遅くはないほうだと思う。婚活の話を聞くと普通に40過ぎの男性がいる。思うに、鹿児島の男性だと、コネとかきっかけがないと40過ぎまでザラに独身で居そうな風土なのである。どこかで孤立している男性が多い気がするのだ。こないだの日曜日の夕方、年上と思われる男性がファミレスでひとり夕食を取っていた。
今週ランチ中に店内にスーツが決まったカッコいい30前後の男が入ってきた。ドラマに出てきそうな雰囲気もあるが「あっ」と思った。多分彼は営業なのだ。営業男はそりゃそうだろう。だが結婚相手となるともっと別の視点が必要だ。男も見た目で選ばれてる感がするのは私はウスウス感じている昨今の風潮なのだが。